いつまでも美しい富士山と河口湖の自然の中を走れるように――
「富士山マラソン」が目指す取り組み

富士山マラソンチャリティについてAbout Chality

富士山マラソンでは、気軽に参加できる約11kmのチャリティファンランを開催しています。
これは、2013年に世界文化遺産となった富士山の自然環境の保全、また富士山周辺の世界文化遺産の構成資産を保全するため、富士河口湖町が設立した「富士山世界文化遺産保全推進事業基金」への寄付を行う種目でもあります。
開催地の富士河口湖町の豊かな自然が将来にわたり、保護、維持されるよう、チャリティファンランの参加料のうち、1名当たり223円をに寄付します。

[2022年大会実績]135,200円[2023年大会実績]441,763円

富士山マラソンにおける環境活動About Sustainability

自然豊かな富士山では、富士山マラソンのコースも「富士箱根伊豆国立公園」に指定され、恒久的な自然環境保護および景観の維持が求められています。

国内では例を見ない国立公園内のフルマラソン大会である富士山マラソンは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals =SDGs)」に寄与できるよう、サスティナブル(Sustainable)な大会運営を目指します。

ゴミの削減への取り組みReduce & Reuse

会場サイン、バナー(横断幕)のリユース

ほとんどのマラソン大会では、会場を彩るバナー(横断幕)や、看板、そして案内サインなども、大会当日のみ使用して廃棄されてしまいます。

大会当日しか使用しないため、ほぼ新品のまま廃棄となるのは非常にもったいないことです。そしてその大きさから、ゴミの量も増えてしまいます。「使い捨て」をなくし「再利用」するために、翌年以降も使用できるデザインを考えていきます。
マラソン大会開催で出るゴミを、少しでも減らす工夫に取り組みます。

木製ゲート

廃材を利用し、デザインにもこだわった木製ゲート。このゲートは、取り外して、翌年も使用できるように設計されています。

ランナーの皆さま、安全ピンのご持参に協力を!

マラソン大会の出場する場合にかかせないアスリートビブス(ナンバーカード)をウエアに留める安全ピン。
ビニール袋に封入されていて、その袋がごみとして残っています。
安全ピン自体も毎回もらうものとなっていて、使い捨てられています。
富士山マラソンでは安全ピンを配布しません。
安全ピンやビブス留めなどご持参にご協力をお願いします。
※万が一お忘れの方は受付にて安全ピンをお受け取りください。

ビニール袋の削減

ランナーの皆さまに受付でお渡ししていたご案内を封入していたビニール袋も、紙製のファイルに変更。ビニール袋のゴミを削減していきます。

衣類リサイクルの取り組み(2023年大会)Reuse & Recycle

不要なランニングウエアを回収

大会前日および当日に、会場で衣類回収ボックスを設置し、不要になったランニングウエアを回収します。
また防寒用に着用していた衣類も、スタート地点とスタート後の約2km地点に設置する「衣類回収エリア」で回収します。

回収された衣類は選別され、素材に応じてリサイクルが行われます。たとえば、ポリエステル100%の衣類は、JEPLAN独自のケミカルリサイクル技術「BRING Technology™」により再生ポリエステルにリサイクルされ、新たな衣類等の原料に生まれ変わります。

衣料品回収概要
船津浜フルマラソン/河口湖1周のスタートフィニッシュ会場・BRINGブースにて衣類回収ボックスを設置。
スタート地点、スタート後のコース上に衣類回収エリアを設置。
回収対象
ランニングウエア
回収対象外
濡れているシャツ、肌着類、下着類、革製品、帽子
著しく汚れているもの

オリジナルTシャツはリサイクル素材を使用

会場で限定販売する「富士山マラソンオリジナルTシャツ」は工場の繊維くずや古着をリサイクルして作られた再生ポリエステル「BRING Material™」を素材の一部に使用しています。

回収したウエアもこのような再生ポリエステルとして新しいTシャツに生まれ変わります。